9月25日(日)、吉見百穴や松山城跡・岩室観音堂を見た後、何だかんだで八丁湖に立ち寄り(下段参照)、その後に訪れたのが『安楽寺(吉見観音)』。
岩殿山 安楽寺は、鎌倉時代初期に開設された坂東三十三観音の11番の札所で古くから「吉見観音」の名で親しまれてきた。本尊は聖観世音菩薩で、吉見観音縁起によると、今から約1200年前に行基菩薩がこの地に観世音菩薩の像を彫って岩窟に納めたことが始まりとしている。平安時代の末期には、源頼朝の弟範頼がその幼少期に身を隠していたと伝えられている。(青字:吉見町Webサイト参照。以下同様))
駐車場から緩い坂道を歩いて安楽寺に着く。石柱に「坂東十一番」とあり、石段の上に仁王門がある。

仁王門は八脚門。県指定有形文化財(建造物)。屋根は瓦葺であったが、現在は銅板葺に改められている。こちらの仁王像は全身真っ赤。

門をくぐって左手には、手水舎~奥に薬師堂~何かの慰霊碑~弘法大師像など。

正面に本堂。県指定有形文化財。本堂・三重塔は源範頼が建立したが、松山城の落城に際してすべて消失した。 現在の本堂は、今から約350年前の寛文元年に再建されたもの。

手前右側には、高さは約3mの阿弥陀如来坐像(吉見の大仏)。本殿右側に三重塔。

本堂の屋根の造りや彫刻など、目を見張るものがある。

左側にまわって見る。

その奥の方に、鐘楼と八起地蔵尊があった。

本堂の右側には三重塔。こちらも県指定有形文化財で、指定番号1号(昭和28年3月)。現在の三重塔は、今から約380年前の寛永年間に再建されたもの。

総高約24.3m。軒の出が非常に深く、どっしりした安定感を感じさせる。

埼玉県内で江戸時代の三重塔は3基のみで、他は行田市の成就院(総高約11.18m)と川口市の西福寺(総高約23m)。成就院は今年の7月に訪れたが、その際に他の三重塔のことを知り、見たいと思っていたので一つ叶った。
三重塔から一段下に降りて、大仏越しの本殿を振り返る。

団体さんも来ていて、思っていたよりも人出があった。大河ドラマの影響もあるのかな。
八丁湖公園
『黒岩横穴墓群』というところがある。~現在、30数基の横穴の存在が確認されているが、この一帯の斜面には多数の横穴墓が埋蔵しており、国指定史跡である吉見百穴よりも大規模で良好に保存されていると云われている。その総数は500基以上と推定される。~というのだ。
Googleマップを頼りに向かったのだが、案内標識もなく近くまで行けない。そこで、近くの八丁湖に行ってみることにした。八丁湖は、稲作のために造られた溜め池。

案内板を見ると、八丁湖の周辺は散策路が整備された『八丁湖公園』になっていて、その公園内に黒岩横穴墓群があると分かった。しかし、駐車場からそこそこ距離がありそうなのであきらめた。またの機会に訪れよう。