その植物は、狭い庭の土留用ブロックと地面に敷いたレンガとの隙間から芽を出し、葉をつけていた。クワの葉を小さくしたような葉が数枚。何者かは分からないが、せっかく生えてきたので、しばらく様子を見ることにした。
その後、出てくる葉のサイズが大きくなり、深く裂けてきた。これは・・・ヤツデでは!?
だとすると、この狭い場所ではかわいそう。根から抜き取れるかどうか試してみた。
(※芽が出てきた場所。↓○印から出ていた。)

しかし、やはり上手く取れず、細い根は途中で切れてしまった。ちょうど空いていた鉢があったので、取り急ぎ植え替えることにした・・・。
とても残念なことに、ここまでの経過を写真やメモに残していなかった。時期の記憶があやふやだ。たぶん鉢に植え替えたのは、昨年の夏前後だと思う。
植え替えてから年が明けて3月頃までは、葉が少し大きくなったようにも見えたが、全体としてほとんど変化がないように感じていた。このままなのか?どうなるの?
ところが、4月4日、新しい葉が上部に3枚出ているのを確認した!

ただ色は淡く、いかにも弱々しい。大丈夫なのだろうか。初めてのことで期待と不安。

そんな心配をよそに、若い葉は日々成長していった。一週間後の4月11日に見ると葉身(平たい部分。いわゆる「葉」)は大きくなり、葉柄も太く丈夫そうだ。

さらに先端には新たな葉が出ている。生長スピードの早さに驚かされる。

4月16日、今年最初に出てきた葉、新たに伸びてきた葉、それぞれ大きくなっていた。

この後は記録が空いて、5月2日。中央の新たな葉の葉身が大きくなり、最初に出てきた葉も大きくなったが、中央の葉が広がった分、外側へ張り出すような姿になってきた。

それにより樹の上部が平面状に広がっている。上から見てみると、葉が重なり合わないようになっている。これがヤツデの葉が展開する際の特徴なのだろう。

5月17日、鉢を一時的に移動したついでに記録する。中央の葉はさらに大きくなった。

幹の下部を見ると、新たに出てきた葉が脱落していた。そして、先端には小さな葉が出始めている。葉の展開に気をとられていたが、茎はそれほど高くなっていない・・・。

ヤツデ(八手・八つ手)は、ウコギ科ヤツデ属の常緑低木。葉が大型で、掌状に深く裂けた独特の形をしているので、よく目立ち、見分けやすい。別名「テングノハウチワ」。
花期は晩秋で、白い花を咲かせ、実った果実は翌年5月頃に黒く熟すという。
我が家のヤツデがこの先どうなるのか?樹形は?花は?まったく想像できないけど、見守りながら、その都度、行き当たりばったりで対処していこうと思っている。