シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

お相撲話.1「ちゃんこ」

大相撲には大銀杏などまげ(髷)を結うなどの大和民族の伝統的・古風な文化がある。その一端が「しきたり」なのだろう(他ではあまり聞かれなくなった言葉だな)。そのしきたりや文化について十分に習熟できない者や、しきたりを破って(気にしないで?)自由に振舞ってもイイと思う者が多くなっているようだ。だから勝手にモンゴルに帰っちゃったり、精密検査で陽性になったり・・・。

それはさておき、昨夜は“キャプテン・ハッスル”小川に似ている大将がやっている「ちゃんこ屋」さんに行き、「やっぱり、相撲の文化って良いところがあるな~」と感心した。

話の振りとしては、注文した美味しいちゃんこ鍋を前に、フト疑問「ちゃんこ鍋の定義ってなんだろ?」「ちゃんこ鍋と寄せ鍋は何が違うんだろう?」を、誘っていただいた千葉のNさんに質問したことからだ。

Nさんの推測のあと、近くにいた店の大将に聞くと「お相撲さんが作った料理は、全部『ちゃんこ』ですよ」との答え。普通「今日の夕飯は何?」という所が「今日のちゃんこは何?」となる。お相撲さんが作る鍋だから「ちゃんこ鍋」というわけだ。

そして、横幅のある店員さんが補則する、「ちゃんこ」は「ちゃん(父)」と「子」(が由来)なんです・・・と。良い話じゃないですか!それが名称として残し使われていることに、父親代わりの親方と弟子の、厳しいけれど温かい関係が表れているような気がしました。(問題の力士たちは、こんなふうに思わなかったのかな~。)

また、ちゃんこ鍋は鶏ガラでダシをとることが多いし、鍋の中身に肉類では鶏肉しか使わないのが伝統なのだが、これについても店員さんが説明してくれた。「2本足で立つ鶏だから、土俵で手をつき土をつけることもない」というゲンかつぎからだと。

なるほどね~、カチャカチャしてみると、鍋に入れる鶏肉団子も、力士が大阪で豚まんを、甘味処で白玉ぜんざいを食べるのも、白星を連想させるゲンかつぎだと。連勝中に無精ひげを伸ばしたままにするのもそう。お相撲さんはゲンかつぎ好きなのだ(勝負事は皆あるのでしょうけどね)。

「両国では鶏にこだわるもう一つ理由がある」という記述をみつけた。これによると、両国駅はその昔、東京から房総方面に行く列車の乗換駅で、千葉産の食用ニワトリが、都内に大量に入ってくる中継地でもあり、その界隈には、鶏問屋や鶏肉を使う料理屋が昔から多かったそうである。
その名残?とゲンかつぎ?から、両国国技館の地下にも大きな焼き鳥工場があるそうだ。知らなかったよ~。