先日、会話の中で「なおざりにしている」という言葉を使ったのだが、言った後で、なおざり?おざなり?使い方を間違っていないかどうか、少し考えた・・・セーフ!
それにしても、似たような言葉があるものである。同じ4文字で、3文字の並び順が違うだけだ。辞書をみてみると、
●なおざり…いいかげんにしておくさま。本気でないさま。おろそか。
○おざなり…いいかげんに物事をすませること。その場だけの間に合わせ。また、そのさま。
両方に共通しているのは、「いいかげんな対応」だ。
異なるのは、いい加減ではあるにせよ、何らかの対応をする「おざなり」に対し、「なおざり」は、多くの場合、何の対応もしない。
「おざなり」は19世紀初めには使われ始めているが、「なおざり」はもっと古く10世紀には使用例が見られるという。同じような言葉なのに、歴史は違うものだ。
でも、であるなら、新しい方の「おざなり」は、もう少し違った言葉にならなかったのだろうか?
「気質」と書いて、「かたぎ」と読んだり、「きしつ」と読んだりするのも、何とかならなかったのだろうか?
●かたぎ…身分・職業・年齢層・環境などを同じくする人たちの間にみられる、特有の気風・性格。
○きしつ…気だて。気性。
「かたぎ」は、「職人気質」「昔気質」
「きしつ」は、「芸術家の気質が流れている」とか。でも、最近では、「学生気質」「サラリーマン気質」など、「きしつ」が「かたぎ」の意味で使われることも多い。(しかも、良くない意味で…。)
似たような読み方だけど、区別がつきやすい言葉もある。
「おもし(重し)」は、何かの上に置くもの。
「おもり(重り、錘)」は、何かの下に付けるもの。
・・・でいいかな?辞書の解説では、
●おもし…物を押さえつけるために置くもの。
○おもり…重さを増すために付け加えるもの。なるほどね。
ちなみに、Wikipediaでは、
「重し」とは、適度な重さを持った物で、その重さを利用して使用するもののことである。糸や布などの端に吊り下げて利用される重しは、通常、「重り」と呼ばれる。
この書き方だと、総称が「重し」で、その中の一種類が「重り」ってことになるけど?それでいいのかな?