先週末は台風の影響で、天気予報は日々変わっていた。一般的に3連休となる金・土・日は、当初(一週間の天気予報で)雨だったが、日を追うごとに台風の影響が弱くなっていった。
9月23日(祝)、曇天だけど雨は降らない天気予報になったので、季節柄ヒガンバナの風景を求めてWebで検索し、薄い情報だけどお寺でヒガンバナが見られると知り、お寺見学も兼ねて行ってみることにした。
徳星寺は十数年振り。泉福寺は初めて訪れたが、とても立派なお寺で驚いた。
◆上尾市『東高野山 徳星寺』
徳星寺(とくしょうじ)は、弘法大師(空海)の創建と云われている天台宗の古刹。古くは真言宗であったが、他の天台宗のお寺と入れ替わりとなり、宗派が改められた珍しい事例となっている。(説明板参照)
山門の様子。周辺には随所にヒガンバナが咲いていた。

社叢林に囲まれた本堂。右側にカヤの巨樹があり、他の暖帯林の自然の様相とともに「大カヤおよび暖帯林」として県指定天然記念物になっている。

なお、寺には徳川家康・秀忠以降歴代12通の朱印状などがあり「家康朱印状等古文書」として市指定有形文化財となっている。
本堂正面上部には龍、左右には獅子。改修工事があったのか、山門・本堂は比較的新しく見える。

本堂に向かって左側に、白い象さんが安置されていた。

駐車場に近い所にある「正徳四年銘庚申塔」は市登録有形民俗文化財。

大カヤは幹周り約5.5m、高さ約21.8m、推定樹齢700~800年以上の巨樹。

斜面にあるせいか、根の一部が露出して一枚の板状になっている。

◆桶川市『東叡山 泉福寺』
泉福寺(せんぷくじ)は、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の別格寺院。東叡山とは“関東の比叡山”という意味で、天皇の勅願所であると共に、学僧の養成道場としての学山である。
平安時代の天長6年(829)に淳名天皇の勅願によって、慈覚大師円仁が開山したものとされる。
鎌倉時代の文暦元年(1234)比叡山より上人が4人の弟子と共に来院され、復興に努力され、中興を成しとげた。その弟子の一人尊海は、川越の喜多院、中院等を次々と復興すると共に、法脈からは多くの英才が輩出し、関東天台の台頭へと発展した。このことにより当山が関東天台の祖山といわれるものである。(説明板より)
緑に囲まれた広い境内には、山門や本堂、阿弥陀堂をはじめとした江戸時代以来の伽藍がある。これらの立派な伽藍や上記の説明などを見て、ここにこのような寺院があったのか!と少なからず驚いた。
山門は元禄8年(1695)竣工、石造仁王像は寛文2年(1662)。「泉福寺の山門並びに石像仁王像」として市指定有形文化財。

石造の仁王像は埼玉県内でもたいへん珍しいものとのこと。正面上部に左甚五郎作と云われている「雨乞いの龍」の彫刻。

山門の奥には、阿弥陀堂(大堂)があり、柵で囲まれ入口は閉まっていた。
本尊として安置されていた「阿弥陀如来坐像」は、高さ89.3cm、鎌倉時代の弘長2年(1262)に製作されたことで知られている。国指定重要文化財。その重要性から、現在は阿弥陀堂前の耐火収蔵庫内に安置されている。

本堂は大きく、威容がある。阿弥陀堂の右に鐘楼があり、さらに右側に本堂がある。

前面の道路からは、山門とは別に、寺院名の彫られた石柱が立つ入口があり、正面に本堂。

山門の隣には、牛王観音が彫られた、大きな石の観音像(?)があった。

道路を挟んで一段下がった駐車場の横に、地蔵菩薩や宝篋印塔、石板など多数並んでいた。

近くの堤にはヒガンバナが活き活きと。
