シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

田舎らしさが無くなった“田舎”

過疎化がまだまだ進む、私の実家。
例えば、私が小学生の頃は、地域の各集落に小学校があった。それが統合して一つの小学校になり、さらには複式学級となり、今では隣の地域の小学校に統合され、地域から小学校が無くなった・・・とかね。
地元の同級生も隣の地域に引っ越しているか、私のように県外に出ている者がほとんど。

田舎の人口は激減だ。これはしかたがないことかも知れない。ただ、私が帰省をする立場になってから、気になっていたのは、帰省する人が少ないように思うのだ。実家があるにもかかわらず…。
親戚の家に顔を出した時、おばさんは「よく帰って来たね~」と言う…そういう環境なんだな。

不便だとか、インフラが整っていないとか、というのは当たり前だけど、山も川もある、田んぼや畑もある、山菜の実りもある。私のように、時々山を散歩したり、川釣りしたり、かまくら作ったりする者にとっては良いんだけど、そういう人ばかりじゃないしね。

先日の日記で「葉っぱで2億円稼ぐおばあちゃんたち」のことを書いた。これに「茅葺き屋根をブランドにした」とか「雑木を植えて客が増えた」などの実例があり、「アッ!そういうこともあるな~」と考えたことがあった。

昔は茅葺き屋根の家が多かったが、維持は大変で、雪降しも大変。家を建て替える度に無くなり、雪が勝手に滑り落ちる傾斜の強い屋根に代わった。
しかも、建て替えた家は、雪が多いため1階(天井高は低い)はコンクリート造りで倉庫にし、その上を木造の総2階建ての住まいにする場合がほとんど。なんとも味気ない建物だ。

また、私が幼いころは家の周りに、稲を掛けて干すために植えられた木や、カキや栗、梅などの木、それ以外にも雑木があった。狭い土地でも畑にし、雑草か花なのか分からない植物。農具を洗うために小川の水を引いて池を作り、鯉が泳いでいたり・・・。

それが…道路が若干拡張されながら舗装される度に、家の建て替えやリフォームが行われる度に、家の周りの雑木等は消えていった。屋根の雪が滑り落ちる所も同様だ(雪の勢いで木は折れるからね)。
もちろん、人の居なくなった家は整地され、家も雑木も何も無くなる。

つまり、家の周囲に田舎らしさが無くなり、集落としての景観(山村風景)も味気ないものになった。

それに、自然環境も悪化している。山や川はあるけど、ホタルは身近で見ることができなくなったし、飛んでくるカブト虫等の甲虫類も少なくなった。魚の魚影も少なくなった。

田舎、集落としては“田舎らしさ”が消え、魅力のない田舎になっているわけだ。魅力のない田舎に人には、帰省といえど来なくなるよね~。

今後、公共事業をするのであれば、ぜひ「田舎らしさの再生」にかけてほしいものだ。魅力ある田舎の風景作りに。子供や孫が「行ってみたい」「また、行きたい」と思うような田舎に。
(それが、雇用とか田舎の活性化にもつながると思うんだよね~。)
(私だったら、アレして、こうして・・・と考える事もあるけどな~。)