「夏季休暇中での帰省等のこと」から、8月15日(木)の『八海山尊神社』について。
前回の『魚沼醸造』に行くことを決めた後、近くの観光スポットを探して、ここに立ち寄ることにした。初めて訪れたけど・・・行って良かった~。
◆八海山尊(はっかいさんそん)神社
八海山尊神社は火渡り祭をはじめ、夏山登拝、大寒の滝行など山岳信仰を今に伝える数少ない神社です。
県内有数の規模を誇る境内地には大鳥居や県名水の金剛霊泉の水が湧き出る手水舎、そして広場から八十八の大石段に向かって柏手を打つと石段が鳴り響く龍鳴があります。
神社裏手の登山道の入口にある大崎口里宮は、苔むす深閑とした森の中にあり、泰賢行者の霊窟や不動瀧が往時を偲ばせ・・・。(南魚沼市の観光サイトより)
ナビ通りに坂道を上って行くと、広い運動場みたいなところが目の前に拡がった。駐車スペースがどこか分からなかったけど、先客の車の隣に置いた。たぶん祭事もここで行われるのだろうけど、それにしても広い。
石段の正面にいく。石段の上には山懐に抱かれるように厳かにたたずむ神社があった。

石段は「八十八の大石段」という。奉納者の名前が蹴上や桁の部分に刻まれていた。
神社に向かって柏手を打つと、石段が鳴り響く事から、誰からともなく「龍鳴(りゅうめい)」と呼ばれるようになったという。やってみると確かに響く。

足で毬と子を踏む狛犬のことは、以前調べたことがある。右側が阿像で玉取り(毬を踏む=良いことが長く続く)、左側は吽像で子取り(子供を踏む→抱いている=子孫繁栄)。
大鳥居は白御影石で、高さ8.5メートルの威容を誇る。

大鳥居の横に「玄武の奇石」という重さ20トンの巨石があった。八海山中興開山二百年を祝い、形状の奇しきこと玄武の如し、と鳥海山から奉納されたという。

手水舎の水は「金剛霊泉の水」といい、古来、御神水として尊ばれて来た金剛霊泉(八海山二合目半)の清水を分水したもので、修験道の喉の渇きを潤し活力をもたらす命の水だ。ありがたい。昭和60年には新潟県名水に指定されている。

拝殿を見上げる。

お参りした後、向かって右側に歩道(参道)があり奥に行ってみる。途中、振り向いての本殿。

しばらくすると、右側に下り道があり、脇には「里宮境内地」の案内。「これより八海山中興の開祖、木食泰賢行者ゆかりの霊場です」とある。
事前にWebサイトで「里宮」があることは知っていたが、果たしてどんな所だろうと思っていた。森の中の参道を下る。これまでとは雰囲気が違うし、道は曲がっているので先が見えない。ちょっとドキドキ。
小川を渡ると、緩い上り道。苔むした境内、2つの石柱、奥には石碑がたくさん見える。

さらに進んだ先に里宮の社殿。里宮とは、頂上の奥宮に対して麓のお宮の呼び名。

案内には「登山口の里宮は深閑とした森の中にあり、各地より集まる修行者が水垢離をとり、護摩祈祷、五穀断ちをし、神意を戴く霊場である」と。物々しい雰囲気に包まれている感じになる。

「泰賢行者の霊窟」は、泰賢行者がこの霊窟に三年間籠もり、八海山大崎口開闢の霊夢を得たゆかりの聖跡。こんな狭い所で・・・、豪雪地なのに・・・。

奥の方には、泰賢行者の碑もあった。

駐車場からの大石段や社殿には立派だな~としみじみ感じ入っていたが、里宮は「凄い」と感じる場所だった。とにかく何度も「スゴイ」と口にしていた・・・。
八海山尊神社から、八海山の山裾をCの字にぐるっと南側にまわった所には、同じ八海山をご神体とする『八海神社』があり、8年前に訪れていた。
・八海神社&泉ヴィレッジ
・八海神社参道杉並木〔巨樹〕
若い頃は、八海山といえば日本酒とスキー場というイメージだったが、山岳信仰の霊山として古くから崇められてきたことを改めて実感した。