3月29日(日)、桐生市のミツマタ群生地、佐野市の磯山弁財天を見て、次に向かったのは佐野市の唐沢山城跡・唐澤山神社。着いたのは午後3時頃。唐沢山城跡は国指定史跡に、唐沢山一帯は自然豊かで県立自然公園に指定されている。
戦国時代に佐野氏が居城し、交通要衝の地にあるため、本城をめぐって何度も戦いがあった唐沢山城。そのため、攻撃に備える様々な工夫が随所に見られる。平らに削平された曲輪。土を盛り上げた土塁。堅牢な高石垣、侵入を防ぐ堀など。
唐澤山神社は、唐沢山城本丸跡に創建された、藤原秀郷公を祀る神社。(観光協会Web)
駐車場付近に、「国指定史跡 唐沢山城跡」と「唐沢山県立自然公園」の碑があった。

パンフレットの案内図。国の史跡は194ha、自然公園は1,300haを越えるそうだ。

「大炊の井」は、直径約8m・深さ9m以上の井戸で、今日まで水が枯れたことがないとある。山城なのに水が確保できる重要な施設だ。

神橋を渡り(四つ目堀を越え)、しばらく進むと本殿(本丸)にあがる石段あり。

鳥居をくぐって引局(ひきつぼ)という曲輪。本丸から一段下がった場所。

石段を上がって門をくぐると、正面に拝殿。白い狛犬は両方とも阿形(?)。

左に回って、奥の本殿を離れたところから拝見する。

本丸の西側、二の丸・神楽殿から本丸・本殿に上がる坂道。石垣補修中。

高さ約8mほどの石垣が残る。関東の山城ではかなり珍しいようだ。

入口近く「天狗岩」の名が付いた岩山に上る。頂上は岩の割れ目(節理)が露わ。

頂上からは、南側と東側の視界が開けており、眼下に広がる佐野市街地や関東平野、さらに遠くの山並みまで一望できる絶景。かつて物見櫓があったという。

歩いている際に猫を多数見かけた。猫のいる神社・城で界隈ではちょっと有名らしい。人懐っこい猫がゆったりしている感じで迎えてくれる。ベンチでくつろぐ猫。

ここの城跡は、土の山城と石垣の城の両方が見られ、堀・曲輪・虎口など防御構造もあり戦国の世を偲ばせる。なのに神社は厳かで穏やか。城と神社の雰囲気が両方感じられる。しかも景色が良い。貴重なスポットに思えた。
午後4時前。あと一か所立ち寄りたいところだが、東北道が混むのはできるだけ避けたいので、ここから帰路についた。